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図書館で朝日新聞の縮刷版を調べてきました。


朝日新聞 大阪版 1988年6月17日 夕刊 2面 「人 きのう きょう」欄

●廃刊  しかし碁の魅力不変

 囲碁専門誌「月刊碁学」(碁学社発行)が、発売中の七月号で十三年近い歴史を閉じる。西宮市安井町の編集兼発行人、三木正さん(六八)=写真=が「高齢になった」のに加え、「赤字体質はもう限界。印刷屋さんなどにこれ以上迷惑はかけられないし、後継者も見当たらない」事情も。
 三木さんは神島化学工業の常務を最後にサラリーマン生活を終え、昭和五十三年から「月刊碁学」の編集発行に携わってきた。海外駐在の商社マンらも含めた読者に支えられ、一時は三万部に迫るほどだったが、ここ数年は下降線。「碁はストイックな面があって、現代の世相には合わないのかもしれません。でも、出会いを素晴らしいものいする碁の魅力は不変です」


 (株)きっずファイブ 政光

「月刊碁学」は、昭和51年から平成元年まで、関西から出版された。

碁を覚えた人は、例外なく碁の魅力にとりつかれる。プロ棋士はその最たる者だが、大多数の人は上達を願いながら果たさずにいる。当時、関西棋院は陽のあたらない場所にいた。社会人としては仏様のようなプロが、黙々と碁を極めようとし、それを囲碁ファンに伝えたいと願った。いわゆる囲碁ジャーナリストが仲介して月刊誌になった。誌名は「碁の学校」から連想された。

雑誌の収支は、碁学社の代表である私の責任だが、はじめから苦しく、年々負担が増した。編集に力を尽くしたが、昭和の終わりに精も根も尽きた。数年後に阪神大震災で、バックナンバーのすべてを失った。

終刊から十数年、今もなお読者から問い合わせがあり、月刊碁学を惜しむを声が寄せられる。編集者冥利に尽きる。

昨年、84歳でパソコンを習いネットの碁を始めた。符節を合わせるように電子出版の企画が寄せられた。「命なるかな」の思いが深い。礼を失する言い方だが、月刊碁学が子供だとすると、このお話は、孫の出立を目を細めて見る感がある。一人でも多くのファンに迎えられ、碁学創刊の志が復活することを願わずにおれない。

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(株)碁学社 三木正

月刊碁学の創刊は私が囲碁を覚えたのとほぼ同時期でした。
そして月刊碁学の復刻。それは近年ずっと抱いていた一つの夢でした。

2004年の夏、関西棋院女流囲碁フェスティバルの会場で関棋ネットのデモの仕事をしていたとき、操作方法の質問をいただいた方に、後日資料を郵送するからと住所とお名前をいただき、それが西宮の三木正さんであることに気付いた瞬間、碁学復活のプロジェクトがスタート。(株)碁学社と(株)きっずファイブの別冊月刊碁学の著作権譲渡契約を交わすこととなりました。

このような価値ある仕事に携わることのできた幸運に感謝しています。

(株)きっずファイブ
代表取締役社長
政光順二

マイコミ囲碁文庫から9月に宮本直毅九段の「棋力開発テスト」が出ることになりまして、その件で先生のお宅を訪問してきました。

そのときに先生からいただいた、「囲碁の魅力10章」を紹介いたします。

第1章 自由

盤上好きな所、どこへ打ってもよいという自由さ、無限の変化と広さがあり、とらわれない自在な心が養える。

第2章 平等

年の差や男女の別もなく、まして社会的地位も、全てを忘れ盤上に没頭する三昧心を養える。

第3章 礼節

二人で作品を競い合う棋の道は、一手一手が自己責任。相手への尊厳と礼節を知り、豊かな思いやりの心が養える。

第4章 判断

盤上での善悪を見極めることが大事で、その為には、大局的な見地からの判断が必要であり、陰陽自然の摂理にかなう調和のとれた心が養える。

第5章 創意

自分で考え、自分で創る喜びがあり、同じ形が二度となく常に新鮮で芸術性と美的感性が養える。

第6章 力量

徹底した実力主義であり、偽りがなく、常に真実との対面である。高慢や不遜な態度は要注意。勝敗にこだわらず、忍耐と謙虚な心が養える。

第7章 教養

現代の闘魂譜はもちろん、時を越えた名局譜を盤上で再現する楽しみは、ロマンと悠久の心が養える。

第8章 活用

盤上は黒と白の戦いであるから、相手の考えの逆(意表)を衝くことも大事である。そこに反発精神、活力が自から生じ、若い元気な躍動心が養える。

第9章 上達

自分の欠点を探し、少しずつ上達していく喜びは、充実した生きがいを得る。相手があり、なかなか意のままにならないところが、また面白く、向上心となって人格を養える。

第10章 知己

一局打てば百年の知己のようだと言われるほど、気持ちが通じ合えるのが囲碁である。人の出会いが自然に広まり社交性が養える。

「天下五目の必勝戦略」の文庫版発売を記念して、タイゼム(東洋囲碁)とタイアップして

「天下五目の必勝戦略」で宮本直毅九段に挑戦!

キャンペーンを実施中です。

抽選で2名様に、東洋囲碁(タイゼム)対局場で宮本直毅九段に五子で挑戦
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天下五目 キャンペーンページ

 

4839930031天下五目の必勝戦略 (マイコミ囲碁文庫シリーズ)
宮本 直毅
毎日コミュニケーションズ 2008-10-23

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「天下五目の必勝戦略」発売を記念して東洋囲碁(タイゼム)で行っていたキャンペーン、賞品の指導碁対局の日程が決まりました。

12月14日(日)20:00~ asutoron さん
12月15日(月)16:00~ ponyou さん

です。もちろん観戦自由です。終局後、宮本先生に音声解説をお願いします。「ミニ碁一番勝負」などでお馴染みの宮本節、お楽しみに。